「ローマ書による神学の学び」

  「ローマ書による神学の学び」というタイトルのもと、れから私が皆さまに提供したく願っていますのは、Karl Barth, Kurze Erklärung des Römerbriefes, München, 1956 の私訳です。日本語訳としてはすでに 川名 勇氏による カール・バルト『ローマ書新解』(新教セミナーブック17、新教出版社、1981年初版、2003年復刊第1刷)という優れた訳がありますが、敢えて私訳を作ることにたのは、バルトがローマ書全体を-1940年から1941年にかけての冬の時期に!(「前書き」参照)-どう理解しているのかをできるだけ正確に知りたいと思ったからです。そのような時期になされた「パウロ自身をして語らしめる」というバルトの試みを通して、この時代に共に、パウロに-そしてパウロを通して語り給う主御声に-聴くことを祈り求めつつ、この与えられた課に少しずつ(まことに遅々たる歩み!)取り組みたい願っています。

 なお、書名のここでの邦訳は、原題に即して『ローマ書略解』といたします。(「略解」とは、『新明解国語辞典 第六版』三省堂、2005年 によれば、「要領を得た解釈(をすること)」であり、「古典の注釈書の名に多く用いられる」とのことです)

(掲載は随時、不定期)

天野 有(あまの・ゆう)

*西南学院大学神学部教授、神学部長

ドイツ・ヴッパータール教会立神学大学にて学び、ベルトルト・クラッパート教授のもとで Dr.theo.(神学博士号)を取得。教義学専攻

日本バプテスト福岡基督教会会員、日本バプテスト連盟 

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